接近

 　

1. 接近の定義

(1)  第一次接近

水平距離で、支持物の高さに相当する距離以内

 

(2)  第二次接近

水平距離で、3m未満

 

 

2. 高圧・低圧架空電線の接近

離隔距離（水平距離では無い）

		建造物 上部造営材 上方	側方・下方 建造物以外 上部造営材	電線どうし 弱電流電線 アンテナ
低圧	電線	2m	1.2m	0.6m
	絶縁電線・ケーブル	1m	0.4m	0.3m
高圧	絶縁電線	2m	1.2m	0.8m
	ケーブル	1m	0.4m	0.4m

 

 

3. 特別高圧架空電線の接近

(1) 35kV以下の電線と離隔距離

	建造物 上部造営材 上方	側方・下方 建造物以外 上部造営材	低圧・ 弱電流 電線	高圧 電線	特別高圧 電線
その他電線	3m	3m	2m	2m	2m
絶縁電線	2.5m	1.5m	1.5m	1m
ケーブル	1.2m	0.5m	1.2m	0.5m

 

 

(2) 建造物との接近

�@ 第一次接近状態

ž  第三種特別高圧保安工事

ž  離隔距離

+15cm×α

α：35kV超で10kVごと

 

�A 35k以下の電線と第二次接近状態

ž  第二種特別高圧保安工事

ž  離隔距離は上記表の通り

 

�B 35k超170kV未満の電線と第二次接近状態

ž  第一種特別高圧保安工事

ž  離隔距離

+15cm×α

α：35kV超で10kVごと

 

ž  アーマロッド＋アークホーンor架空地線＋アーマロッドor架空地線＋アークホーンorアーマロッド＋圧縮型・くさび型クランプ

ž  金属性の屋根にはD種接地工事

 

 

(3) 高圧・低圧架空電線・弱電流架空電線との接近

�@ 第一次接近状態

ž  第三種特別高圧保安工事

ž  離隔距離

35kV超60kV未満の場合は2m（ケーブルの場合は1m）

60kV超の場合は、

+12cm×α

α：60kV超で10kVごと

 

�A 第二次接近状態

ž  第二種特別高圧保安工事（例外：間に保護網）

ž  水平距離2m以上

ž  水平距離3m未満の長さが50m以下

ž  離隔距離

35kV超60kV未満の場合は2m（ケーブルの場合は1m）

60kV超の場合は、

+12cm×α

α：60kV超で10kVごと

 

(4) 高圧・低圧架空電線・弱電流架空電線との交差

ž  第二種特別高圧保安工事（例外：間に保護網）

ž  特別高圧電線の下にD種接地工事の保護線を施設する（高低圧架空電線からは60cm離す）。

ž  離隔距離

35kV超60kV未満の場合は2m（ケーブルの場合は1m）

60kV超の場合は、

+12cm×α

α：60kV超で10kVごと

 

 

戻る